ハワイ・オアフ島にあるベローズ空軍基地で、MV22オスプレイが着陸に失敗して炎上する事故が発生しました。少なくとも1名の海兵隊員が亡くなっているようです。
横田基地へのCV22オスプレイの配備が発表された直後に、まさかこのような事故が起こるとは、全く驚きです。もちろん事故そのものは想定外で起こるものですが、防衛省幹部の誰かなどは「タイミングが悪い」という趣旨の発言をしたそうで、不見識とはこのことです。
沖縄県名護市辺野古の新基地は、MV22オスプレイが配備されている普天間基地の移転先とされ、世界一危険な基地とされる普天間の危険除去が移転理由の一つとされていますから、それなら住宅密集地にある横田基地にCV22オスプレイを配備すると危険が増大することは否定できないはずです。
オスプレイは旧型のヘリコプターより事故率が低いということも言われていますが、安全神話で守られていた原子力発電所でさえ爆発事故を起こしました。事故の規模が違うかも知れませんが、当事者にとっては自分が被害を受けるか否かの問題で、そこに違いはありません。
基地周辺で暮らす私たちにとって、事故の確率を説明されてもなぐさめにもなりません。