本日午後1時30分より、東京高等裁判所101号法廷で、第四次厚木基地爆音訴訟控訴審の最終弁論期日が開かれました。審理終結なので、「結審」という言い方をします。
今日の法廷では、原告3名と弁護団5名が意見陳述、最終準備書面の要旨の陳述を行い、国側も自衛隊機の差止問題について陳述をしました。国側が最終弁論を口頭ですることは滅多にありませんから、よほど横浜地裁の自衛隊機差止判決は認めがたいのでしょう。事実、横浜地裁判決後も自衛隊機の夜間飛行はなくなっていないそうです。
ご存知のとおり、厚木基地爆音訴訟は、昨年5月21日に横浜地方裁判所で自衛隊機の夜間差止を含む勝訴判決を獲得しました。それからわずか1年足らずで控訴審が結審を迎えるのは、異例の早さといっていいでしょう。
審理を担当した東京高裁第21民事部の齋藤隆裁判長が今年8月早々に定年退官となるため、審理を急いでいたのではないかという見方もあったようです。 その予想が当たったのかどうか、今日の法廷で判決言渡し期日も指定されました。
7月30日午前10時が判決期日です。
横浜地裁判決よりもさらに踏み込んだ判決を期待しましょう。